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  • 執筆者の写真yuri itoh

ヨガは体が柔らかくなくても大丈夫!今月のクラステーマについて

更新日:2020年5月19日

今月のオンラインヨガYoga under your roofでは、

前屈系のポーズをテーマにしています。


ヨガを初めて行う生徒さんや、周りの友人と話していると

ヨガと聞いて、まず「体が硬いからな〜」と恥ずかしそうにお話されます。

どうしてもアーサナの完成系の形をイメージすると、身体が柔かくなければ!と考えがちですよね。


そんな時にもお話するのですが、

個人的には、世の中で身体が柔らかい方の方が少ないと思っています。

毎日のデスクワーク、携帯を見る姿勢、スポーツ後のケア不足、

さらに、心のストレスでも身体は緊張します。

もともとの身体の状態だけでなくて、

日常生活の中には、身体が同じ姿勢でいる事、緊張し続ける事は良くあるのです。



なので、私は

ヨガをする上で、身体が柔らかくなくてはならないと考えて欲しくないなあと思っています。


自分の身体が緊張してた事に気づく事が出来て、ヨガのアーサナの練習で身体を少しずつ解きほぐせたら十分。それがヨガの楽しさと心地よさではないのかなと。


私の師匠は元有名なダンサーでしたが、

彼女は、

「ヨガアーサナはバレエでも新体操でもないのよ。

アーサナを深めるには、筋力と柔軟性を同じように育む事が必要。」と話てくれました。

例えば前屈する際には、

腿の裏が伸びる感覚と同じくらい、腿の前の筋肉をアクティブにする意識を保つべきと、何度も練習の時に言われました。


実際に私はクラスの中で、身体を伸ばす動きがある時は対になる筋肉を安定させ強くするように指導しています。こうする事が筋肉にとっても安全で、私自身がアーサナが深まる感覚を体感したからこそ、伝えています。


私はもともと前屈がとても苦手でした。

子供の頃の立位体前屈の計測はいつもマイナス(笑)

今でも準備をきちんと行わなければできないアーサナもたくさんあります。

そんな経験のある私が伝えたい事、

続けていく事で身体は変わる、それにはまず今日の自分の身体を知る事が大切



アイアンガー氏の言葉に

「アーサナは正しく、高潔であるべきだ。正しいとは真実でなければならない

ごまかしたりしてはいけない。(中略)高潔とは正しい意思を持つ事、つまりアーサナはエゴや自己主張のためでなく自分のために行うものだ。」

という言葉があります。



そして同時に、こうとも話しています。

「もし身体の内側、各関節でその穏やかさを感じられないのであれば解放の機会は訪れない。身体が束縛されているからである。」


前屈のアーサナは、それぞれの心の状態が出やすいと思っています。

先に先に行かなくてはと思ってしまう方

もう少し深められるのに、少し手前で止まっている方、

みんなそれぞれ、日ごとにも変わります。


私自身も、ヨガインストラクターが集まって練習する時に、デモンストレーションを任されて、アーサナを綺麗に見せたい思いが強まり、肩に力が入り、たくさん汗をかきながらアーサナをとっていた経験があります。この時の私の身体は穏やかではなくてエゴの塊でした(笑)



私は前屈系のポーズは、華やかさみたいなものはないけど、忍耐力を通して自信を育むアーサナだと思っています。

そして何より自分が楽しむ事。この心のゆとりが穏やかさの源かなと思います。


忍耐力というのは自分の身体の状態を観察し、身体とコミュニケーションをとりながらアーサナを行う力。頑張らないのでも、頑張りすぎないのでもなく、

呼吸は出来ていて楽しめているか、、

この身体への問いかけの繰り返しで、自分でコントロールしながらアーサナが深める事が出来た時、自分の判断に自信が湧いてきます



先週話ましたが、

自信は自分を信じるって書きますよね。(またもや漢字の話(笑))

強く誰にも負けないハートの事ではなく、自分を認める事だと思うんです

私が見たドキュメンタリードラマ(クイアアイ)で自信は常にあるものでなくていい、自信の持てる時間を積み重ねるのがいいのだとと話すシーンがあり、その時、「は!ヨガアーサナの練習でも同じだ」と思ったんです。


自信の積み重ねが大事って事ですね!


毎日変わる身体、前屈のポーズも見えない自分と戦うのではなく、今日の自分の身体を知る事から始めましょう!


5月オンラインヨガクラスはここから








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